『節分厄除祈祷祭』のご案内
日光東照宮の『節分厄除祈祷祭』は毎年2月、御本社にて午前11:00と午後14:00の2回に分けて『節分厄除祈祷祭』が斎行されます。
それぞれの祭典終了後の11:40頃と14:40頃から五重塔の前の特設舞台で鬼鎮めの舞や古式鳴弦の儀、豆まき、ガラまきが行われます。
一般の方(厄年関係なく)も厄除祈祷のお申込みをされますと、この『節分厄除祈祷祭』にご参列いただくことができます。
※大雪が降った場合などはご参列者の方の安全を考慮し、豆まき、ガラまきが行われない事がございます。
節分について
節分とは立春の前日のこと。立春は2月4日ですから、その前日の3日が節分にあたります。旧暦では、ちょうど年が改まり正月を迎えるころなので、節分の行事には年越し行事の要素が含まれます。
この日には「福は内、鬼は外」と唱えながら豆をまき、厄祓いをする風習が見られますが、この行事は中国から伝来した追儺(ついな)に由来します。追儺は旧暦の大晦日に行われる悪鬼・疫病払いの儀礼です。奈良時代に宮中行事に取り入れられて、やがて民間にも広がりました。室町時代には豆まきも始まって、既に「鬼は外」と唱えられていたようです。豆をまくのは、穀物の持つ神秘的な力によって悪鬼を退けようとするものです。
節分際は、新しき年の春を迎え、あらためて一年の除災・招福を祈る行事なのです。